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タイトル:弓道技術論

遠的射法

私の解釈による解説ですので、間違いなどもあるかもしれませんので、ご承知の上で読んでください。また弓道BBSでの投稿も参考にしております。投稿者の皆様、ありがとうございました。異論、反論は弓道BBSへご投稿ください。ビデオファイルはWindows Media Video形式です。再生にはWindowsMediaPlayer(MS-Windows標準)が必要です。
概論 遠的射法アニメーション 一般的に行われている方法3つ
直付け 引分けながら角度をつける
(会)腰切り 会まで引いてから退く胴で上を狙う
大三腰切り 大三で退く胴にして上を狙い引き分ける
おまけ 失敗例 よくある失敗例
付録 ビデオ一覧 各解説でリンクしているビデオの一覧

概論.遠的射法アニメーション

まずは簡単に動きを見てください。
下のボタンをクリックすると3つの遠的射法で動作します。


上記アニメーションが見えない場合、Macromedia Flash Playerのインストールが必要です。

FlashPlayer

1.直付け

長所:近的と同じリズム、呼吸で行うことができる。体力的にも楽。
短所:慣れないと、どの程度狙いをあげて良いか分からないので、会に付いたときに正しい狙いとならないことがあり、その時にリズムを崩す。
直付け射法のビデオはこちら
近的同様に打ち起し
近的同様に大三
引き分けつつ、矢筋を上に向ける。
私は両肩を結ぶ線を矢と水平に、胸の中筋と首筋を退く方向にずらし五重十文字をほぼ直角のままにしますが、人によっては胸の中筋と首筋は垂直に、両肩を結ぶ線は水平に保つ人もいるようです。
後半に来てから角度をつけようとすると狙いが下がりやすいので、引き始めは弓手を下げないようにした方がよく飛ぶようです。

2.(会)腰切り

長所:近的と同様に会を作るので、遠的に慣れなくてもしっかりと詰め合いができる。
短所:会という極限状態で大きく狙いと体勢を動かすので、体力的にも辛く、伸び合いが持続できない。狙いが付いたらすぐ離してしまうことが多く、早気に近い弊害が考えられる。
腰切り射法のビデオはこちら
近的同様に打ち起し
近的同様に大三
近的同様に引き分け、矢筋は水平のまま会に至る。
腰を切り、退き胴を作り狙いの高さを合わせる。
この時、五重十文字を崩さないように、張りを失わないように注意する。
ありがちな失敗は、体重ばかりを後退させ矢の角度が付かないこと。少し腰の左側を的に向かって押し出すようにすると角度を付けやすく、体重移動が少ないため体勢に無理がない。

3.大三腰切り

長所:比較的楽な大三で傾けるので会での腰切りより楽で、直付けのように引分けと傾けを同時にやらなくてもいいので初心者でもやりやすい。
短所:どの程度を傾ければいいのか分かりにくい。傾いた姿勢で引き分けるので違和感がある。
大三腰切り射法のビデオはこちら
近的同様に打ち起し
近的同様に大三
腰を切り、退き胴を作り狙いの高さを合わせる。腰の切り方は会での腰切りと同様。肘と的の相対位置で角度を決める。
退き胴を守りながら引き分け、会に至る。

いずれの引き方でも矢筋に離れることが大切です。

おまけ.失敗例

腰を切ろうとして体重を右に傾けても矢の角度をつけられない例です。
腰の左側、または、左側の脇の下を的に押し出す気持ちでやってみてください。

腰を切ると言うことは「上体全体で上を狙う」ということで、すなわち、「五重十文字を堅持する」ということだと思います。その結果、退く胴になるのであって、「遠的は腰から上を後ろに傾けるものだ」と決め付けるのは本末転倒だと思います。
矢の角度が付かない遠的失敗例ビデオはこちら
離れで下に切ってしまう例です。これは矢の方向に力が働いていない証拠です。
画像は極端な例ですが、近的と同じ残身になってしまう人は多いです。
慣れるまでは意識的に馬手を下に弓手を上にとった方が矢通りに力を働かせることが出来るでしょう。
下に切ってしまう遠的失敗例ビデオはこちら

付録.ビデオ一覧

直付け射法
腰切り射法
大三腰切り射法
矢の角度が付かない遠的失敗例
下に切ってしまう遠的失敗例

作成:2004/02/11
更新:2005/01/03

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